Coolief
Coolief
当院では、福岡市東区では初となるCoolief(クーリーフ)によるラジオ波治療を導入し、変形性膝関節症の患者さんに対する治療を開始しました。
クーリーフによるラジオ波治療は、痛みを感じる神経(感覚神経)に対して、高周波(ラジオ波と呼ばれる電磁波)を流し、感覚神経を部分的に焼灼(組織を焼いて破壊する外科的治療法)し、痛みを軽減する治療です。
変形性ひざ関節症による痛みが改善されます。
海外で行われた臨床試験では、治療後6か月時点で、痛みを感じる程度が50%減った患者さんの割合は74.1%でした。
従来の治療法の一つであるステロイド関節注射と比較しても効果的であったことを示しています。変形性ひざ関節症の慢性疼痛軽減効果が期待できる最新の保存療法と言えます。
患者さん自身による痛みの評価です。最大の痛みを10、痛みなしを0としています。
クーリーフ(グラフ内のCOOLIEF)では、治療前(グラフ内のBaseline)と比較して、6、12、18、24ヶ月後に痛みが半減していることがわかります。
ひざの機能のグラフです。高いほど、ひざの機能がよくなっていることを意味しています。
クーリーフ(グラフ内のCOOLIEF)では、治療前(Baseline)と比較して、6、12、18、24ヶ月後に膝の機能は改善しています。
これまでの試験では、以下のような事象が発生しています。
稀ではありますが、上記のような不利益が生じる可能性があります。
痛みが0になるわけではなく、痛みの大幅な軽減が期待されます。その結果、痛み止めの薬や注射の回数は減る可能性があります。ただし、膝の変形自体が治るわけではないので、全ての患者さんで手術が避けられるわけではありません。
疼痛軽減効果が期待できる可能性があります。まずは主治医にご相談ください。
治療後これまで感じていた痛みがなくなる大幅に改善するといった効果を感じることがありますが、これは局所麻酔の効果です。ラジオ波による疼痛軽減効果は徐々に出てきます。個人差がありますが、早い方ですと 2日~1週間程度で効果を感じ始める方がいらっしゃいます。
Coolief(クーリーフ)によるラジオ波治療は、保険適応となっています。保険や年齢によりご負担額は異なりますので、来院時にスタッフにおたずね下さい。
術前外来
治療をご希望の方は、術前外来の前にお電話にてお問い合わせください。
治療当日
治療後の診察
術後2週、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、12ヶ月後、24ヶ月後に経過を観察いたします。